リビングは、家中でも最も過ごす時間が長く、リラックスして過ごしたい場所です。それだけに、においが気にならないようにきちんと消臭しておきたいもの。実際にはリビングが特ににおいがひどい、ということはあまりありませんが、においの原因を限定3しにくいのも確かです。リビングの場合は、においを吸収しやすいカーテンや敷物などの布物が多い上に、家庭によってはタバコも吸っていたりとその原因はひとつに限定しにくいのが特徴。最近ではリビングとダイニング、さらにキッチンまで融合してLDKとなっている家も多いため、キッチンの排水溝や冷蔵庫のにおいがLDKまで漂っている場合もあります。においの原因は一つではありませんが、その一つ一つはそれほどやっかいなにおいではありません。しっかり対策して、気持ちよくくつろげるようなリビングにしたいですね。
まずリビングのにおいを解消するために、布物のにおい対策をしましょう。カーテンやクッションのカバーなど、洗えるものはとりあえず洗濯。クッションなども水洗いできそうならばできるだけ年1回程度は洗濯したいものです。カーペットの丸洗いが無理ならば、粉末の重曹をふりかけて、しばらく置いてから掃除機できれいに吸い取るという方法である程度きれいになります。タバコを吸う人がいる場合は、においが壁に付くことも多いので、できるだけこまめに拭き掃除を。掃除が大変そうならば、はじめからにおいがつきにくい壁紙を選んでおくのも良い方法です。においというのはつるつるしたところには付きにくく、でこぼこがあると付きやすいのが特徴です。壁紙はできるだけツルッとした材質のものにすると、においが付きにくくなります。焼肉やすき焼きなど、においの強い食事の後は、換気扇を回すなどの日々の配慮でにおいはかなり軽減することができます。また、備長炭や重曹など脱臭効果のあるものを部屋の隅などに置いたり、空気清浄機で部屋の空気を常にクリーンにしておくのもよいでしょう。リビングの場合には、リラックスして長時間過ごす場所になるためあまりにおいの強い芳香剤は適していません。また、来客によっては芳香剤のにおい自体が苦手な場合もあるので注意が必要です。芳香剤を置くのならば、誰もが心地よく感じるさわやかなにおいの芳香剤を選ぶようにしましょう。