在宅中だけ気にすればよい家のにおいとは違って、体のにおいというのは一日中つきまとうため、気になるようになるととても気になるものです。外出中はもちろん、誰かと会っていても常ににおいを気にして話に集中できなかったり、せっかくの楽しい会食やデートも十分楽しめなかったりするものです。職場でも人としゃべるのを避けるようになったり、緊張するようになるため、接客の仕事をしている人などは特に仕事にも差支えるようになっていきます。汗などによるいわゆる体臭や加齢臭、口のにおいなど、においの性質はさまざまで、においの程度によっては周囲の人に不快感を与えるため、できるだけ消臭するように気を付けたいですよね。においというのは原因によって対処法も異なるので、自分の気になるにおいの原因がなんなのかをよく観察して、それに合った消臭方法を行うようにしましょう。最近は、消臭効果の高い洗剤や消臭グッズなども数多く販売されているので、それらをうまく使うことによって体のにおいを軽減することは十分可能です。石鹸を変えたり、出勤前にスプレーをするなど、ほとんど手間がかからない方法も多いので、できそうなものから少しずつ生活に取り入れてみてください。
ただし、自分で自分のにおいには気が付きにくい反面、におっていると思い込むと、どれだけ消臭をしてもにおいが気になってノイローゼのようになっている人もいます。実際にはよほどにおっていない限り、体のにおいというのは離れた人にまでにおうということはありませんし、ある程度のケアをしておけば迷惑になるほどにおうということはほとんどありません。中には、「自分が臭いのではないか」という思いにとらわれすぎて、過剰な消臭を繰り返す人もいますが、普通はエチケットとしてある程度の消臭を行っておけば大丈夫。身近な人の中に、自分のにおいの有無を正直に指摘してくれる人を探して、ときどきチェックしてもらうといいですね。